機能不全に陥った日本

 ♪右を向いても左を見ても

 バカと阿呆のからみあい♪

 

 モリカケ問題から1年以上たったが、この問題の解決は、ほど遠いように思う。

 国会は、重要問題山積のはずだが、議会が空転することもしばしばだ。

 

 何一つ進展しない中で、国会議員はいたって呑気である。

なぜなら、毎月黙っていても130万近くの歳費と年間635万円のボーナスを貰えるときたら、日本が、どうなろうが、知ったこっちゃない。というところか。

呆れて物も言えない。

 

 日本がバカ問題に痴れているころ、世界では、いろいろなことが進展している。

 

 近隣では北朝鮮とアメリカが接近しつつある。拉致問題は議題に上るのだろうか?

 

 西では、イスラエルが、建国から70年を迎え、 これに合わせて、アメリカのトランプ政権が、 大使館をテルアビブから、エルサレムに移転した。 エルサレムを将来の独立国家の首都と位置づけるパレスチナは激しく反発し、 各地で抗議行動を行っている。

 

 再びアジアに目を向けると、今月1日に、シンガポールで開催されたアジア安全保障会議「シャングリラ対話」では、フランスのフロランス・パルリ国防相が、多くの欧州諸国を引き入れることで南シナ海の情勢安定化につながるとの見方を示している。南シナ海問題は、日本にとっても大きな問題だ。

 

 イギリスも、シャングリラ会議に先立って、パリ近郊で行われた、フランスと2国間会議で、航行の自由において連携する意向を示している。

イギリスは、この2国間会議で南シナ海における経済的な利益は地域諸国や中国、日本だけでなく、全世界に影響する」と指摘。さらに、「この海は世界有数の国際貿易水路である」と付け加えている。

 

 さて、ドイツの貿易に目をむければ、欧州最大の対米輸出国であり、100万人以上の国内雇用が対米輸出に依存している。それだけにドイツは、欧州連合(EU)と米国による貿易戦争を回避しようと躍起になっている。これも回りまわって日本とは無関係でないはずだ。

 

 日本の議員だけ、のーてんきでバカ問題に終始していていいのだろうか?

 

 世界の中での日本の存在感が地に落ちようとしている。