歌の魔術師

米津玄師というシンガーソングライターを最近知ることになった。

きっかけは、3月に終了したドラマ「アンナチュラル」の主題歌として米津氏が作詞・作曲・歌を手掛けたlemonという曲に静かながら強烈なインパクト受けたからだ。

曲自体は、毎回ドラマの終板が近づくと(1話完結)に静かに流れだすのだが、見事に内容とシンクロして自然と涙腺が緩くなってしまう。

彼の生い立ちから、現在の活躍まではwikiに任せるとして、なぜ彼の曲はこれほどに強く人の心をつかむのか。

youtubeで本人が歌っている曲やコラボしている曲を知らべてみると、まず、その視聴回数に圧倒される。数十万回という曲はほぼ無くて、数百万回、数千万、中には一億回を超えるものも数曲ある。

歌詞が泉からあふれるがごとくこんこんと湧き出てくるのであるが、曲もまた歌詞と混然一体となり、一つ一つの楽曲が粒だってくる。

まぁ、素晴らしい歌の数々に合うような気の利いた言葉が出てこない、というのが正直なところです。

ちなみに、私が現在もっとも好きな米津氏の曲は「春雷」です。